京都シルバーバーチ読書会

学習のポイントと参加者の感想



<2024年5月12日(日)>

スピリチュアリズム・インフォメーション No.48 ② 「3人の英国スピリチュアリストからの通信」


5月の読書会では、インフォメーションNo.48より、3人の先輩スピリチュアリストからのメッセージを読みました。


ハンネン・スワッファー、A.W.オースティン、バーノン・ムーアの3名です。3人とも、イエスの教えである、『シルバーバーチの霊訓』が地上にもたらされる上で、欠かせない人物です。特に、ハンネン・スワッファーは、「ハンネン・スワッファー ホームサークル」として、シルバーバーチの交霊会を40年に亘って自宅で開催した、霊媒のモーリスバーバネルと並ぶ、重要人物です。彼がいなければ、もしかしたら、今私たちがシルバーバーチの霊訓を手にすることが無かったかもしれません。それほど重要な使命を担い、しかも、無事にシルバーバーチの霊訓を世に残すことに成功した人物からの通信が、「恥を忍んで出てきました」という言葉で始まります。故でしょうか?

「一番問われるのは、自分自身が真理にそって信仰の歩みをしてきたかということです」

この言葉に全てが集約されています。


イエスが、1800年もの歳月を費やして霊界での準備を整え、地上展開における初期の物理的心霊現象の段階から、シルバーバーチの霊訓をもたらすという手順を踏んで、入念な計画の元で進めてきたのは、単に新しい知識を地上に届けるためではなかったということです。そのことがわからず、地上時代に霊的真理の実践を通して信仰にまで高めることなく、それを人に示すこともできなかったために、『シルバーバーチの霊訓』を世に広めるという、使命の半分しか果たせなかったことによって、死後、大きな後悔をすることになってしまいました。


これは、今、イエスの地上再臨の時代にスピリチュアリストとして生きる私たちにも、そっくりそのまま当てはまることです。いくら、シルバーバーチの霊訓を読んでも、それを実践しないなら、霊界へ行って後悔することになります。地上人生で、霊的真理にそった正しい信仰実践の歩みをしたバーノン・ムーアは、霊界ですぐに、地縛霊の救済に携わり、イエスの部下として働くことを許されました。一方、シルバーバーチの霊訓を世に知らせたものの、その真意・真価がわからず、実践に至らなかったスワッファー、バーバネル、オースティンは、死後、後悔することになりました。


この3人のメッセージからわかることは、たとえ真理を手にしても、その真理を信仰実践にまで引き上げなければ、意味がないということです。意味がないどころか、神の願う霊的成長の生き方ができる機会を与えられていながら、それを実行に移せなかったことを、霊界で反省することになります。霊的成長という真の救いは、手にした霊的真理の正しい理解と、正しい信仰実践を通して、自分自身で成し遂げなければなりません。せっかく『シルバーバーチの霊訓』にまで導かれ、神の願う霊的成長の歩みのチャンスを与えられていながら、実践の歩みができないまま地上人生を無駄にするなら、真理を知らないままで地上人生を過ごした人たちよりも、より強烈な後悔の日々を過ごすことになります。そうならないように、まずは、シルバーバーチの霊訓の正しい理解の為、思想体系をしっかりと学び、正しい理解に基づく正しい実践に努めてまいりましょう。


スピリチュアリズム・ニューズレター 創刊号 「スピリチュアリズムは学問ではありません。霊的真理にもとづく実践的な生き方なのです」


もう一つの学習は、スピリチュアリズム・ニューズレター創刊号「スピリチュアリズムは学問ではありません。霊的真理にもとづく実践的な生き方なのです」を輪読しました。 1998年4月に発行されたもので、今から26年前に書かれたものです。この時代、日本のスピリチュアリズムはまだまだ、古いスピリチュアリズムが主流で、神道と折衷した和製スピリチュアリズムが大手を振っていました。 そうした中、シルバーバーチの霊訓こそ本物の真理であり、その信仰実践こそ、シルバーバーチが伝えたかったことだ!そして、シルバーバーチは単なる学問や思想ではなく、真の信仰を地上にもたらしたかったのだ!とはっきりと書いています。この時代に、誰もシルバーバーチの霊訓の真意を汲み取ることが出来ない中、シルバーバーチ教と批判されながらも、正しい真理を発信し続けてきたのが、スピリチュアリズム普及会です。


前半の学習では、スワッファーも、バーバネルも、ハリー・エドワーズも、新しい思想、素晴らしい思想だとわかっていても、それが信仰であるとまで理解できなかったことを学びましたが、1996年にニューズレター創刊号で打ち出した「スピリチュアリズムは紛れもなく信仰である」という内容は、永遠に人類に記憶されていく、大きな一歩と言えます。決して色あせない素晴らしい内容です。永遠の霊的真理は、永遠に真実ですから、決して色あせることはないのです。普及会がイエス再臨の受け皿となるのも当然のことと、うなずけます。


私たちは、何百年後、何千年後も色あせない、全人類のバイブルと呼べる、イエスの教え、本物の神の真理を手にしています。そして、今は、その実践の手引書までセットで用意されています。そればかりか、私たち一人一人の決意次第で、再臨したイエスの部下として、人類の真の幸福ために貢献できる道が開かれていくのです。素晴らしい最高の地上人生を与えてくださった神に感謝して、自らの信仰実践の歩みと、同胞の真の幸福のために、人生を捧げて参りましょう。



(参考リンク)

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズム・インフォメーション NO.48 >

“古いスピリチュアリズム”から“新しいスピリチュアリズム”へ、そして「真のスピリチュアリズム」へ(スピリチュアリズムの進化の3段階) へ

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズム・ニューズレター NO.1 >

皆さんは誕生前からスピリチュアリズムへの貢献を決意していたのです へ

<大阪スピリチュアリズム・サークル シルバーバーチ読書会 >

スピリチュアリズム・インフォメーション No.48 へ

<大阪スピリチュアリズム・サークル シルバーバーチ読書会 >

スピリチュアリズム・インフォメーション No.48 3人の英国スピリチュアリストからのメッセージ へ



参加者の感想

本日の学習で、私たちがどれほど恵まれた環境に置かれているのかということを再確認することができました。

それは、イエスの地上再臨の時代に生まれ、再臨したイエスの部下として最大貢献を可能とするスピリチュアリズムの思想体系を武器として与えていただいているからです。この恩恵がどれほどのものであるということを、3人の先輩スピリチュアリストの証言によって確認しました。肉体によって狭められがちな霊的意識を高次元へ引き上げ、信仰実践の意欲をふるい立たすことができました。

私たちはこれまで間違った概念によって宗教・信仰を捉えてきましたが、地上世界を見渡したとき、そこに真の救いが無いことを今、はじめて知ることができました。私たち地上人を心から救いたいと願い、すべてを犠姓にしながら何千年も前から休むことなく懸命に働きかけてくださっている、イエスと霊界の方々は、愛に満ちあふれ、信仰実践の手本であると改めて感じました。そして、真の宗教の絶対性と美の幸福への道はこれしかないと確信しました。

学びを日常生活の中に反映させ、常に自らの霊的新生を目指すことを祈り、導きを求め、より霊界の道具として相応しい内容を身につける歩みをしていきたいと決意を新たにしました。

今日は改めて真の信仰者とは何か、3人のスピリチュアリストの先輩から教えていただきました。同時に私も今のままでは霊界に行って暗い恥ずかしいと思いそうだと感じました。シルバーバーチの霊訓を世に知らしめるだけでは足りず、自分自身が真理にそって信仰の歩みをしているか、霊的に救われるには何をすればよいのかを知り、それを実践するのが信仰者です。

真理を知って、それでよしとするのはエゴでスピリチュアリズムの説く信仰とは、内省、自己反省であり、無償の奉仕であり、エゴとの闘いであり、神への祈りであり、利他愛の実践というもので、自己満足ではなく、日々の薄紙一枚一枚を積み重ねるような努力、自分とのもっと苦しい闘いであるということを再認識しました。霊的真理の学びを深めると同時に、自分自身の信仰実践を表面的なものでなく、もっと自覚して深めていこうと思いました。

本日は、最初から、イエスの深い愛にふれ、一気に意識が霊的に引き上げられました。

3人の英国スピリチュアリストの通信では、ハンネン・スワッファーとオースティンが恥を忍んでまで、私たちスピリチュアリストに伝えようと通信を送ってきた内容は、自分たちみたいにならないでほしいという、愛の思いをひしひしと感じました。この先輩スピリチュアリストの忠告をしっかりと受けとめて、信仰実践にはげみたいと思いました。

後から導かれてくる人が、「この暗黒の地上に あって希望の光となる存在がした」と思ってくれる人材へと成長していかなければならない、その見本を示せる立場にあるとのイエスの言葉がありました。このメッセージが魂に深くひびきました。 実践の重要性と責任を強く感じ、もう一度自分自身に厳しく臨み、気を引き締めて、自己犠牲をいとわず、日常生活を送っていこうと新たな思いを心に固めました。

シルバーバーチの「魂の成長ということだけを心がければいいのです」という言葉が心にささりました。とても分かり易い言葉で ありながら、実行するには大きな覚悟の要る、難しいことです。霊訓を世に出しながら、その真意を理解していなかったために、死後に大きな後悔をすることになった3人の先輩方の言葉をかみしめ、「いま、魂の成長の ために努力しているか?」、これをいつも頭の片すみに置いておきたいと 思います。

地球上のクリスチャンが求めてやまなかった、イエス再臨を真っ先に知り、イエスと出会えるという奇跡的な時代に地上人生を送っていることの素晴しさ、喜びがあふれでてくる学習会でした。

最高に価値ある歩み、最高の生き方、神の仕事の一翼を担うことができる聖なる書物を手にしていることの重みを感じ、喜びと同時に、一日一日の歩みをもっと神の願いにそったものにしていきたいと力強く思いました。英国スピリチュアリストの3人の方々はじめ、多くの霊界の方々の期待にそえるよう少しでも成長していこうと、決意を新たにすることができました。

イエス再臨後の真のスピリチュアリズムについて学習しました。キリスト教のイエス再臨に対する考え方と比較して、正しく学習できたと思います。

今回も今までと同様に正しい知識をつけることと実践に移していくことの重要性を学び、明日からの実践への意欲につなげることができました。ハンネン・スワッファーなどの先輩スピリチュアリストからのメッセージによって、知識の吸収と布教活動だけでは霊的成長することはできない、信仰実践していかなければならない、と学ぶことができました。

何度学習していても地上的問題を霊的真理でのりこえることの難しさを感じていますが、一歩でも前へ進めればと思います。真理を学び始めた頃よりは、霊界や背後霊への実感はでてきているので、これからも歩みは遅いですが、頑張っていこうと思います。

先輩スピリチュアリストの 3人方々の霊界での後悔と日本に対する期待を学びました。

スピリチュアリズムに出会った人は、霊的真理の普及と共に、自分自身が 真理にそって信仰実践し、自分の魂を救う歩みをしなければならないこと、そうしなければ許されないことになるという責任の重大さか痛いほどよくわかりました。実際には、利他愛、自己犠牲、道具意識に徹しょうと思い、その歩みを進めようとしても、何をなすべきか、はっとりと自覚し理解することは出来ません。しかし、『シルバーバーチの霊訓』という永遠の真理が示され、普及会が作り上げて下さった思想体系と信仰実践の歩みをお手本とする霊的貢献の道が開かれた、これからの時代スピリチュアリズムの名を汚すことのないように、真理信仰実践の道を、まっすぐに歩んでいきたいと思います。

インフォメーションNo.48の学習では、地上でそれぞれに精一杯生きて来られた先輩諾霊の教訓を学びました。

人ごとでありません。学ぶだけでそれを生活に反映させていこうと努力をしなければ、また自己完結のスピリチュアリズム実践で満足し、人にそれを与えようとしなければ私も同じ道をたどることになります。先輩達がそれを生かしてほしいとの意図で送ってくださったメッセージを重く受けとめ、何十年か先、自分が霊界に行ったときに、うなだれて悔やむことのないように、日々の実践を、薄紙一枚一枚と重ねるように心がけ続けていこうと気持ちを新たにしました。

思想体系の学びと日々の実践を重ねていく中で、人にスピリチュアリストとしてのあり方が示せるようになった時、道は開かれていくと信じています。今こうして霊的成長という明らかな人生の目標を持たせて頂いたことに感謝し、神、イエス、霊界の方々が喜んで下さるよう、そして自分も喜びに満たされるであろうであろう、奉仕の道を歩む日を思い、誠実に毎日新しい心で進んでいきたいと思います。

先輩スピリチュアリストの 3人の通信を学び、シルバーバーチの霊訓にたずさわり、世に広めて来た人は、霊界に行った時、歓喜に満たされているものだと思い込んでいたので、とても驚き、ショックでした。しかし私たち後輩スピリチュアリストに対しての大事な教訓として、恥を忍んでまで、メッセージを送ってくださったことには感謝しかありません。私たちは、この教訓を全面的に受け入れ、そして、自らの生き方に活かして正していかなければなりません。一番大切なことは、自分自身が真理にそって信仰実践にはげむことです。

霊的成長の道は厳しく、遅々としていて、いつまでたっても、なかなか成長していないように思うものですが、それでも、真理に出会った頃の自分と比較すると、色々な面で少しずつですが変わっています。これからも気長に努力していくしかないと思っています。ありがとうございました。

知的な頭の中だけの学びで、信仰実践にまでは至っていない自分に思い当たり、衝撃を受けました。イエスの道具として、兵士として、利他愛、無私の奉仕と内省、エゴとの戦いは我々の実践の車の両輪であると知りました。このことに気づかせていただいたこと、感謝いたします。