京都シルバーバーチ読書会

学習のポイントと参加者の感想



<2023年2月19日(日)>

(参考リンク)

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズムとは へ

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズム・ニューズレター第30号 良きスピリチュアリストになるためにはまず何から始めたらよいのか へ

<YouTube スピリチュアリズム普及会公式チャンネル> 救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 へ

<YouTube スピリチュアリズム普及会公式チャンネル> 宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 へ

<大阪スピリチュアリズム・サークル シルバーバーチ読書会> スピリチュアリズム思想の大樹 (10月) へ

<大阪スピリチュアリズム・サークル シルバーバーチ読書会> スピリチュアリズム思想の大樹 (11月) へ


スピリチュアリズム思想の大樹 ①


 2月の京都シルバーバーチ読書会では、2022年の10月と11月に 大阪スピリチュアリズム・サークル シルバーバーチ読書会で学習した「スピリチュアリズム思想の大樹」について学び、そして後半は、 スピリチュアリズム・ニューズレター 第30号 「良きスピリチュアリストになるためには、まず何から始めればよいのか」を輪読し、ポイントを学習しました。


 これまでは大阪スピリチュアリズムサークル シルバーバーチ読書会で学んだことをそのまま、京都シルバーバーチ読書会でもまったく同じように、一回で学習を進めてきましたが、今回からは2~3回に分けて、少しずつ理解を深め、復習を繰り返しながら学びを深めていけるようにしました。また、それに加えて、 スピリチュアリズム普及会のホームページから、 スピリチュアリズム・ニューズレター スピリチュアリズム・インフォメーション スピリチュアリズム入門 続・スピリチュアリズム入門など、より実践に即したテーマを選んで学習を進めていくことにしました。


 今回から学習する「スピリチュアリズム思想の大樹」は、スピリチュアリズム思想を一本の大樹に例えて、スピリチュアリズム思想の概要を示したものです。これまで、救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像、宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像、スピリチュアリズムの思想体系Ⅰ、Ⅱ、Ⅲについて学んできました。それらをすべて一本の大樹に例えて図示し、スピリチュアリズム思想の大枠、全体像を網羅できる画期的な内容です。


 大樹の幹の部分は、「スピリチュアリズムとは何か」ということを明確にした、「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」と「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」になります。今回はこの幹の部分について学習しました。


 これまで何年もかけて、スピリチュアリズムの思想について多くの図を使って学習してきましたが、その内容は、2つのスピリチュアリズムの全体像、スピリチュアリズムの思想体系Ⅰ~Ⅲと膨大な量に上ります。何年もかけて学習を進めるため、ひとつひとつのテーマについては理解できても、「スピリチュアリズム思想」という大きな枠で見て、それぞれがどのように関係しているかを理解することはなかなか難しいことです。それを、一本の大樹に例えてスピリチュアリズム思想の大枠をとらえ、全体的に理解ができるようにしたのが、この、「スピリチュアリズム思想の大樹」です。


 人に霊的真理を伝える際に、自分自身が何を伝えているのかを把握し、頭の中にこの大樹を思い描くことができれば、整然と真理を語ることができます。自分が伝える内容の地図をしっかり頭に入れておくことで、迷うことなく的確に相手に合わせたテーマを選んで伝えることが可能となるはずです。今回の学習では、これまで学んできた図を参加者に覚えてもらいました。それぞれの図には、重要ポイントが網羅されています。それらの図を覚えることで、重要ポイントを覚え、ポイントを押さえて理解し、語ることができるようになります。そして、それぞれの図が、大樹のどの部分に位置するのかを覚えることで、すっきりとスピリチュアリズム思想の全体を頭の中に描くことができ、いつでもすっと取り出すことができるようになります。


 後半は、 スピリチュアリズム・ニューズレター 第30号 「良きスピリチュアリストになるためには、まず何から始めればよいのか」を皆で輪読しました。


 霊的真理に導かれ、これこそ本物だ!と実感し、霊的覚醒、魂の新生の時を迎えた人は、自分が救われたように、すべての人が救われて欲しい、こんなに素晴らしい真理なのだから、皆に知って欲しい!と思うはずです。そして、情熱に駆られて家族や友人にまずは本を渡す人が多いのではないでしょうか。しかし、自分自身が霊的真理を正しく理解していないうちから、軽率に伝道に走ることは間違いです。伝道を始める前に、いったい何をすればよいのかについて明確に示しているのが、今回学習した スピリチュアリズム・ニューズレター 第30号 「良きスピリチュアリストになるためには、まず何から始めればよいのか」です。


 スピリチュアリズムに導かれた人が一番にすべきことは、伝道に走ることではなく、「スピリチュアリズムの霊的真理を正しく理解し、正しく実践し、まず自分自身が霊的成長をする」ことです。霊的真理を正しく理解しているということは、まさに前半に「スピリチュアリズム思想の大樹」で学習したように、スピリチュアリズムとは何かという全体像と、霊的真理のポイントを正しく理解していることです。霊的真理を正しく理解する為の効果的な学習方法は、シルバーバーチの霊訓とスピリチュアリズムの思想体系をセットにして、何度も何度も繰り返し読み、学ぶこと、ということを改めて皆で確認しました。そして、「何を行うべきか」という「実践」を意識した読み方をすることの重要性も確認しました。


 また、実践項目についても改めて確認し、①霊主肉従の努力 ②利他愛の実践 ③苦しみの甘受 という霊的成長のための3つの実践のうち、「霊主肉従の努力」を徹底的に実践し、まずは自分自身を霊的新生させる必要があることを学びました。そして、そうしたことを1~3年努力してから、ようやく真理の伝道という利他愛の実践をしていくことが、霊界の道具として真に人類救済のために働くことができるようになる道であることを学びました。


 あまりに素晴らしい真理についつい、自分を作り替えることなく伝道に走ってしまいがちですが、それではいつのまにか、利己性が優位になってしまい、スピリチュアリズム内部の敵になりかねないということです。初めはその素晴らしさを伝えたいと願っていたのに、いつの間にか敵になってしまうなど、考えるだけでも恐ろしいことです。霊的真理を正しく理解し、正しく実践することの重要性を改めて学ぶことで、参加者全員が初心に返り、実践の努力を続けていこう!と気持ちを新たにすることができました。



参加者の感想

スピリチュアリズムの思想の大樹の幹より下の部分を学ぶことができました。とてもわかりやすくてよい復習ができまし た。その後、よきスピリチュアリストになるにはまず何から始めたらよいかについて学び、自分がどの位までできているのか、自分がしなくてはならないことが整理されました。スピリチュアリストは霊的真理を正しく理解し、実践の努力をしてその伝道があること自分の満足で伝道をするのではなく、イエスの兵士として人生を捧げる決心をして道具意識を持って初めて伝道にうつれるということです。そこに至るまでには様々な経験や苦難を乗りこえ、霊界との絆を深め、霊界の人達と一緒に、応援を受けながら神の道具として伝道していくことだとわかりました。多くの霊達と共鳴できるよう自分の日常生活を正し、常に霊界の人達と共にあるということを感じながら頑張りたいです。

本日はスピリチュアリストの使命、救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像、宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像、スピリチュアリストとして何から始めたらよいのかといったことについて学びました。初めて読書会に参加したのが昨年の2月です。回を重ねるごとに内容がどんどん深くなってまいります。今までわからなかったこと、理解できなかったことが少しずつわかってまいりました。全体のアウトライン、核心部分を学ぶことの大切さを痛感いたします。また知識を得ることには責任がともなうという言葉も強く響いてまいります。毎回思うことですが、学んでおられる皆様の真剣な態度はとてもすばらしいと思っています。少しでも、人の役に立てるスピリチュアリストになりたいと考えています。

スピリチュアリズム思想の全体像をイメージとして理解することができました。その中で本日は全体像を大樹として例えた場合の幹の部分は何かということを明確に認識できました。私達はスピリチュアリズムを学習していますが、何を目的として何をやっているか?ということです。ここの部分を日常的に意識しておくのにこの幹のイメージは重要です。

今日の講義で、霊界の様子がありありと伝わって来ました。霊界での宗教的生活が現実味をおびて目にうかび肌に感ずるようでした。また、よきスピリチュアリストになるための学習も私にとってタイムリーな学習でした。学習内容と自分を照らしてみると、今は霊的新生をしっかりと果たすときであると分かります。霊的新生のための4つの要素を心にとめ自分の弱いところ欠けているところを点検し、霊界から求められている水準まで高められるようにしたいと思います。大阪の読書会での発表も終わり、落ちついて勉強することもできるようになりました。気持ちを切り替えて、霊的意義のある生活をしていきたいと思います。

SP思想大樹の学習は、何度学習してもSPを正しく理解していくために非常に重要な枠組みを示してくださっていると思います。膨大な霊的真理の極めて重要なポイントをしっかり把握できるように体系化されたスピリチュアリズム思想を効率良く学ぶことができるようになってきます。こうした学習方法の手引きも、私たち地上のスピリチュアリストの歩みと準備に合わせての導きがなされ、それを受けて地上伝道の実践に向けてさらに足元を固め、働いていくことができると感じました。人に伝えるための学習が自分の理解を深めるために本当に必要なことだと思いました。正しく真理を伝えるために自らを正すことを心がけ、努力していきたいと思います。

今回はスピリチュアリズム思想の大樹について学びました。何度も何度も学ぶことは必至だと思います。もちろん、他の真理も大切ですが、今回の大樹については、それら真理を全て1本の木にたとえて、実に分かりやすく説明してくれています。今までは人生観や死生観や神観など色々な真理を1つ1つ、別々に学んできました。今回は、それらの1つ1つがどういう位置づけになっているか非常に理解しやすいです。スピリチュアリズム思想の大樹は、特にもっと学び、自分のものにし、これを語れるよう講義できるようになりたいと思っています。

本日は、スピリチュアリズム思想の大樹の幹の部分の学習と、ニューズレター第30号を学びました。大樹の幹の部分、全体像をしっかりと理解していなければ、大枝、小技まで正しく理解することがむずかしいということで、まず、全体像をしっかりと自分自身にたたきこみ、霊界の人たちと共鳴し、人に伝えられるよう努力したいです。良きスピリチュアリストになるためにまず何から始めたらよいのかのところで、スピリチュアリストとしての基本的な心がまえを再認識することができ、日常生活をしっかり正し、常に豊界の霊たちに意識を向け、道具として働いていけるようになりたいと、改めて強く思いました。

大樹の学習では、今ようやくイエスが本当に伝えたかったこと、人間が霊的成長をして真の幸運に至る道が届けられた時代に私たちはいるのだということに改めて感動しました。2千年という気の遠くなるような長い準備期間のおかげで、私達は最高の宝を手にすることができました。そしてイエスの大計画に参加が許された喜びは、普及会の皆様のご尽力によってスピリチュアリズムの思想体系があったからこそだということも再認識しました。思想体系がなかったら、シルバーバーチの霊訓を日々の心の支えとすることはできても、人生を捧げるという決心も、イエスを中心とする高級たちの真の願いを知ることもできなかったと思います。シルバーバーチの霊訓と思想体系の2本立てで実践し、イエスの愛、霊界の方々の愛に報いていきたいと強く願いました。そのために、後半で学んだ、ニューズレターの内容を徹底していかねばならない、真理を伝えたいという熱意だけではなく霊主肉従の努力をまた、この瞬間からがんばっていこう、最大限の霊力が自分を通して流入するように生活を正していこうと決意を新たにすることができました。背後の霊とともに歩んでいることをますます意識し、少しでも成長できるよう精進していきます。