京都シルバーバーチ読書会

学習のポイントと参加者の感想



<2021年6月20日(日)>


スピリチュアリズム・インフォメーション No.37


 今月は、宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像のビデオ学習、2回目でした。スピリチュアリズム普及会の出された「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」のビデオの後半を観た後、簡単に内容をおさらいしました。後半の内容は、霊界の宗教とはどのようなものか、そして、その霊界の宗教が地上にもたらされたとき、地上における真の宗教とはどのようなものであるか、また、今後、どのようにして地上のすべての宗教が霊界の宗教に置き換わっていくのか、というものです。


 どの内容も、何度学習しても本当に素晴らしく、イエスの真実の教えが地上にもたらされ、その教えが神の摂理そのものであるがゆえに、必ず広まっていくのだという確信を得られる内容だと、感動します。そして、地上のすべての家庭に一冊、シルバーバーチの霊訓がある世界の到来を必ず実現するものとして、今自分にできる最大限のことをしたいと願うばかりです。


 地上時代のイエスの本当の教えとは、シルバーバーチの霊訓と全く同じ、霊主肉従の努力と利他愛の実践である、と先日のスピリチュアリズム普及会のスピリチュアリズム・インフォメーションに書かれていました。それは言われてみれば当然の話で、スピリチュアリズムの総指揮官がイエスであることを思えば、何の不思議もないことです。


 シルバーバーチの霊訓は、イエスを中心として、億万の高級霊たちが心を砕いて推進してくださっている人類救済の大事業として地上に降ろされました。人類を救うために、イエスの教えをシルバーバーチという高級霊が仲介役として地上に降ろして下さしました。シルバーバーチの霊訓は、決してシルバーバーチ一人の個人的なメッセージではない、これを理解することが最も基本的なところです。シルバーバーチの霊訓は、イエスの教えであり、神の真実、神への真の信仰とはどのようなものか、人間としての正しい生き方とはどのようなものかを教えてくれています。そして、すべての高級霊たちがイエスの元に集結し、神を共通の親とする全人類を救おうと全力を傾けてくださっています。


 私たちは、真っ先にその教えを知ることができました。多くの地上を去った霊たちは、地上時代に霊的なことに無知だったために、地上を去り、肉体を失っても尚、私たちが今学んでいるスピリチュアリズムの霊的真理を知ることができず、地縛状態のまま霊界の下層に留まり、霊的成長を停滞させています。地上で、間違った宗教を熱心に信仰していた人は、その間違った教義の思念で自分自身を縛り付け、何世紀もの間この霊的真理を知らずに、地縛霊として霊的成長を阻害されています。


 こうした現実の中、地上で霊的真理に導かれ、それを真実であり、自分の人生の指針とできる私たちは、なんと幸福なことでしょうか。こうした最高の幸福を地上人生で与えられている以上、その幸福を身をもって体現し、これから後に続く人々に、スピリチュアリストかくあるべしという姿を手本として示すことが義務だと思います。未熟ではあっても、霊界の道具として霊的兄弟姉妹たちの真の幸福のために働けることほど、幸福なことはありません。イエスを始めとする高級霊たちが今この時も、全力で地上に働きかけてくださっていて、私たちを地上の足場として、霊たちの手足として使おうとしてくださっています。そのことを知っている地上人が、自ら道具としてお役に立ててくださいと、日常生活をできる限り摂理に沿わせ、霊界の皆様とのつながりを深める努力をするなら、きっと素晴らしい霊力の通路としてお役に立てていただけると思います。失敗はつきものですが、失敗を重ねて初めて、良き道具となっていける、人間性と霊性を強化していくことができると考え、常にスピリチュアリストとしての手本を示すという気概をもって、霊を優位に立たせ、人々のために尽くしたいとの願いを成就すべく、努力を続けて参りましょう!それこそが、スピリチュアリズムが示す真の宗教的歩み、信仰実践の歩みです。



参加者の感想

 霊界の宗教が地上の宗教と同じになることは本当に素晴らしく、待ちわびますが、それは何百年から千年以上と言う月日がかかると言うことです。私は肉体を持ったまま霊的真理を知ることができ、人生の指針とすることができます。世間ではまだまだ慣習の宗教ばかりで、その中でどう行動すれば良いのか戸惑いますが、まずは、霊的視野を持ち、霊主肉従の努力、霊的コントロールすることを第一に意識し、利他愛の実践、カルマの摂理を日常生活の中で実践し、神性を少しでも顕現していきたいです。またこのような知識を与えられている事は、本当に幸せだなことだと思い、霊的同胞世界を目指していきたいです。

 本日はじめての参加でした。非常にわかりやすく有意義な時間でした。真の宗教とは?と言うことを学びました。真の宗教とは「個人の霊的成長促すもの」、そして霊的成長こそが救いです。人は宗教に救いを求めるのですから、おのずと真の宗教の姿は古い教義に縛られたものではなく、自らを成長させるべきものであることがわかります。そしてそのためには、利他性の摂理に一致した生き方を自ら実践しなければなりません。私はサラリーマンですが、日々の仕事の中で利他性の実践ということを意識しているつもりですが、なかなかうまくいっておりません。仕事の世界と霊的な世界の間で戸惑う日々です。

 本日は宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像を学習しました。霊界の宗教はただ一つあるのみで、信仰対象は神と神の造られた摂理のみ、そして利他的な生き方が信仰実践になっているということです。今地上にはびこっている様々な宗教は、すべて間違っています。地上の宗教を霊界の宗教にするにはまだまだ長い時間がかかりますが、少しでも早く霊的真理が地上に広まるように、地上に居ながらにして先に知った私たちスピリチュアリストが頑張らなければならないのだと改めて感じました。

 霊界の方々の唯一共通の宗教、共通の認識を学習するとどれほど素晴らしい世界なのだろうと心が浮き立ってきます。その素晴らしい世界を常にもたらすために、惜しみなく働いてくださっている霊界の方々の道具として、地上人生の全てを捧げたいと決意を新たにすることができました。地上の宗教が一掃されない限り、そしてスピリチュアリズムが地上の隅々にまで浸透しない限り、地上の悲劇は消滅することがないのですから、全人類の救済のために、全人類の霊的成長を願い、時期のきた人に最も必要な真理を手渡していく積み重ねと努力を、日々の実践と祈りの中で行っていきたいと思います。今日も充実した学習をありがとうございました。

 しかしスピリチュアリズム運動による宗教革命の成功は既に確定しているということ、成功は間違いない、成功が確定している、ただ成就の時期は地上人の自由意思次第ということです。早く地上天国が到来するかどうかは私たちスピリチュアリストにかかっているということです。やはり私たちは1日1日を大切に生き、この地上にいる間は精一杯の自分の力の最大限を振り絞って実践していかなければならないと思いました。

 本日も読書会を開いてくださりありがとうございます。宗教の観点からスピリチュアリズムの全体像を学習しましたが、とてもわかりやすかったですとは言え、地上の宗教の無知さに残念な気持ちになります。下から2番目の地球では自然とこうなるのでしょうか。私たちが少しでも霊主肉従の努力をして、利他的な行動を取らなくてはならないのだと学びました。霊優位にならないと自然に利他的な行動にうつせないと聞き、本当にそうだなと自覚しました。どうしたらへ優位に持ってこられるのか、もっと経験を積んで精神も強くしないといけないのかな?と思いました。